2015年10月8日はエーカーダシーです。神々に祈りながら断食によって感覚器官を統制し自己を清めるための吉日であり、完全な断食、もしくはフルーツなどの食事が行われます。
エーカーダシーは、満月、新月からそれぞれ11日目にあたります。11が意味するものは、5つの感覚、器官、そして心を合わせた11のものであり、このエーカーダシーにおいては、それらを統制することが重要な行いとなります。
季節の変わり目においては、心身を浄化する意味でも断食は大きな恩恵をもたらします。エーカーダシーの行いは地域や文化によって様々に異なりますが、一例をご紹介いたします。季節の変化を迎えているこの時において、皆様にとっても神聖なエーカーダシーの日となりますようお祈りしております。
【必要なもの】
・ヴィシュヌ神の絵、写真、神像など
・果物などの捧げ物
・トゥラシーの葉(なければトゥラシーの数珠など)
・通常のプージャー用品
【早朝】
起きて体を清め祈りを捧げます。
神前に火を灯し、果物、トゥラシーの葉を捧げ、ヴィシュヌ神へのプージャーを行います。
祈り、数分間瞑想を行います。
【断食】
丸一日の断食、または日の出から日没までの断食を行います。果物や牛乳は体を浄化すると言われ、摂っても良いとされています。また、体調やその日の予定などによって、簡単な食事をとる場合もありますが、非菜食のもの、また穀物は禁じられています。
【夕方】
再び体を清め、朝と同じようにプージャーを行います。
【マントラ】
ヴィシュヌ・アシュトーッタラ、ヴィシュヌ・サハスラナーマなどの詠唱が勧められます。または「ハリ・オーム・ナモー・ナーラーヤナ」など、ヴィシュヌ神やクリシュナ神に捧げられるシンプルなマントラも良いとされています。
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