2016年は6月5日の新月に、シャニ神(土星)の生誕日として祝福されるシャニ・ジャヤンティーを迎えます。人々に多くの試練を与えると恐れられる存在でもあるシャニ神。そんなシャニ神が祀られる、世界的に有名なある村があります。インド(世界)の不思議として度々取り上げられるこの村には、一斉ドアがありません。
シャニ神が祀られるのは、マハーラーシュトラ州のシャニ・シングナプール村。この村で祀られるシャニ・シングナプール寺院は、数多くの帰依者を呼び寄せる寺院として知られています。多くの人々が訪れるにも関わらず、寺院をはじめ、この村の家々にはドアがありません。
そこにはこんな言い伝えがあります。
大昔、村の羊飼いが尖った棒である黒い石を突いた時、その石が血を流しました。この事実は村中に伝わります。そしてその夜、羊飼いの夢にシャニ神があらわれ、「あの石は私である。私は影のあるところにはいたくないから囲わないでほしい。」と答えたと言います。それ以来、その黒い石がシャニ神として崇められるようになるも、決して囲いはされていないといいます。
いくつかの窃盗事件が報告されるも、泥棒には厳格なシャニ神が罰を下すと信じられ、現在でも、寺院を始めこの村の家々には、ドアや囲いがなく、カギをかけられることもないといわれます。
※シャニ・シングナプール村の言い伝えは、この他にもさまざまに存在しています。
シャニ・シングナプール寺院でプージャー済みのリングをご紹介いています。
シャニ・リング
http://sitarama.jp/?pid=4099700
参照:http://blog.onlineprasad.com/history-of-shingnapur-shani-dev-temple/
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