2016年8月12日はヴァラ・ラクシュミー・ヴラタの吉日です。
ヴァラ・ラクシュミー・ヴラタは、主に南インドで行われる、女性たちによる家族の幸福を願ったお祈りです。神聖なシュラヴァナ月、満月を迎える前の女神の日である金曜日に行われるものです。
さまざまな言い伝えがありますが、こんな言い伝えがあります。
子どもを愛し、そして尽くす信心深い女性の夢にラクシュミー女神が現れ、喜びを伝えます。朝目を覚ました女性は、ラクシュミーの恩恵を確かめるために、身を清め祈り始めました。これを見た他の女性たちも同じようにラクシュミー女神への崇拝を始め、広まっていったとされています。
この日に崇拝されるのは、富、地、学び、愛、高名、平和、喜び、強さを表す8体のラクシュミー女神(アシュタ・ラクシュミー)です。
目には見えないこの8つの力は、ラクシュミー女神として擬人化され表されています。女神であるラクシュミーであるが故、女性たちに心を重ねると言われ、女性たちによる祈りがラクシュミーの恩恵を呼び覚ますと信じられています。
~アシュタ・ラクシュミーについて~
ラクシュミー女神は、広く富や豊かさの女神として知られています。私たちが所有するもの、例えば土地や財産、家畜や穀物など、また形ではなくとも、純粋さや忍耐と言った美徳も、私たちの富であり、栄光であります。
アシュタ・ラクシュミーはラクシュミーの8つの姿であり、様々な形で私たちに恩恵を授けます。その8つの姿すべてに祈りを捧げてはじめて、ラクシュミー女神を完全に礼拝したともいわれます。アシュタ・ラクシュミーとその象徴は以下の通りです。
*アーディ・ラクシュミー(マハー・ラクシュミー):ラクシュミー女神の祖先型
*ダナ・ラクシュミー:金、財
*ダーニャ・ラクシュミー:穀物、豊穣
*ガジャ・ラクシュミー:家畜や権力
*サンターナ・ラクシュミー:子孫
*ヴィーラ・ラクシュミー:勇気や強さ
*ヴィジャヤ・ラクシュミー:成功や勝利
*ヴィディヤー・ラクシュミー(アイシュワリヤ・ラクシュミー):知識(幸運)
参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Varalakshmi_Vratam
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