स्मृतिपरिशुद्धौ स्वरूपशून्येवार्थमात्रनिर्भासा निर्वितर्का॥४३॥
Smṛtipariśuddhau svarūpaśūnyevārthamātranirbhāsā nirvitarkā||43||
スムリティパリシュッダウ スヴァルーパシューニェーヴァールタマートラニルバーサー ニルヴィタルカー
記憶の浄化によって、あたかもそれ自体の性質が存在しないかのように、対象物のみ輝き出るのが、無尋定である。
簡単な解説:前節において、言葉、それが示す対象物、それに関する知識、それらを分析する知が混ざった状態は、問いのある定(有尋定)であると説かれました。本節では、定が深まると、記憶が浄化され、あたかも意識自体がなくなってしまったかのように、対象物のみが輝き出るとされ、それが問いのない定(無尋定)であると説かれます。
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