2019年2月13日はビーシュマ・アシュタミーです。
ビーシュマ・アシュタミーはマーガ月(1月~2月)のシュクラ・パクシャ(新月から満月へ向かう半月)の8日目にあたり、ビーシュマを讃える日です。
ビーシュマは古代インドの叙事詩マハーバーラタにおける英雄として知られ、この日、ビーシュマが死を迎えたと伝えられます。
戦いで傷を負ったビーシュマは、ウッタラーヤナに肉体を去ることを望み、ウッタラーヤナが訪れるまで、矢でできた臥床で死を待ったといわれます。
生涯を通じ禁欲を忠誠したビーシュマは、父より、自身の死す時を選ぶことができる恩恵を与えられていました。
ウッタラーヤナはマカラ・サンクラーンティ以降の太陽が北方への回帰を始める時にあたります。
インドでは太古より、ウッタラーヤナの期間中に肉体を去ることは、成就に至るために重要であると考えられ、バガヴァッド・ギーターでは、以下のように説かれています(バガヴァッド・ギーター第8章第24節)。
अग्निर्ज्योतिरहः शुक्लः षण्मासा उत्तरायणम् ।
तत्र प्रयाता गच्छन्ति ब्रह्म ब्रह्मविदो जनाः ॥२४॥
agnirjyotirahaḥ śuklaḥ ṣaṇmāsā uttarāyaṇam |
tatra prayātā gacchanti brahma brahmavido janāḥ ||24||
祭火燃え、光明あり、昼、白月、太陽が北進する6ヶ月の間、
その時に逝去するブラフマンを知る人々は、ブラフマンに赴く。
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