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ガネーシャ・ギリ

インド占星術から考える性同一性障害

インドでは性同一性障害者(主に男性)には「ヒジュラ(両性具有)」というカースト(身分)与えられ古来より、結婚式などで、踊ることによる生業を与えられているそうです。
そしてある意味で普通の人?より神に近い部分があるとも考えられています。
サラリーマン時代、性同一性障害の部下がいました。今までの人生を相当苦労したであろうこの方は、生まれつきの性別は女性です。
ある日本社から「新しい男性の新入社員がそちらに配属になる。」という連絡がありました。
そして、配属前日に再び本社から「男性ではなく女性だった。」という連絡が入ったのです。なんでも履歴書には女性の欄に○がついていたにも関わらず、面接官は見た目で男だと勘違いしてしてしまったようなのです。
当日現れた「彼女」は男性用のスーツに身を包み、靴も男性用でした。手もかなり大きく女性には見えませんでした。かなりイケメンの若い男性という感じでした。聞くところによると、彼女の父親が亡くなった時も、担当医に「男なのだから泣くな。」と一括されたそうです。さらにこの日も女子更衣室に入ったところ男性と間違えられ、悲鳴が上がったそうです。
この「彼女」はやはり(異性として!?)女性が好きなのですが、大変良い性格で、職場では良く頑張って働いてくれました。私もなるべく男性と同じ扱いを心がけました。
そのためか信頼関係が生まれ、私が仕事を止めてヨーガの指導者になったあとも、パートナー(女性)と一緒に家に遊びに来てくれたこともありました。
この彼女の出生図を観ると、配偶者やパートナーの部屋である7室に4つの惑星が集中しています。そしてそのうちの2つの星が深く傷ついています。
それが人生のテーマである可能性を物語っています。
女性性を表す金星がムーラトリコーナ(力を持って)で、マラヴィヤ・ヨーガ(美や学識、異性に好かれる配置)を形成してはいますが、太陽の働きによりキャンセルされています。
男性を表す木星は非常に傷ついており、7室にアスペクト(力を投げかける)をしています。
木星と金星にかなり特徴のある出生図だと思いました。
女性の性同一性障害は男性のそれに比べて少ないと言われていますが、もっとたくさんの例があれば性同一性障害のヨーガ(星の結びつき)のようなものがはっきりわかるかもしれません。
「彼女」は、今は知人のいないある地方都市に恋人と一緒に住み、法律的にも肉体的にも男性になるため、一生懸命働きお金を貯めているそうです。
偏見などの苦労に打ち勝ち、素晴らしい未来を勝ち取ることをお祈りしたいです。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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