新型コロナウイルス緊急アンナダーナにご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
昨年の3月25日に始まった新型コロナウイルス感染拡大防止のためのインド全土の封鎖は、段階的な緩和が行われ、9月に第1波の感染拡大のピークを迎えました。
9月以降は減少傾向が続いていましたが、今年の3月以降に第2波が深刻となり、現在も予断を許さない状況が続いています。
これまでに累計感染者数は3070万人、死者数は40.5万人を超えました。
食事の奉仕は、7月3日に500皿(第115回目)、7月6日に500皿(第116回目)を配ることができました。
メニューはどちらもダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
食事の奉仕を実施する首都のデリーは、東京都の約3分の2の面積に、2000万人超の人口が居住する人口密度の高い都市です。
第2波のピーク時には、1日の新規感染者数が2万8千人を超えましたが、現在は100人を下回る日が続き、状況は落ち着いています。
一方で、今年は6月中旬に早まる予報が出されたデリーのモンスーンですが、まだ始まっておらず、7月に入っても毎日のように40度を超える暑い日が続いています。
恵みの雨が待ち遠しい時ですが、毎年、モンスーンに入ると大雨による被害が後を絶ちません。
現在は、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながらの奉仕を行っていますが、こうした地域は他の場所に比べ低地にあることなどが原因で特に被害を受けやすく、昨年は大雨の影響で冠水し、立ち入りができなくなった期間がありました。
厳しい都市封鎖により感染状況は落ち着いていますが、仕事や収入を失い、さまざまな要因で不安定な生活を送る人々が受ける影響は計り知れません。
安定した生活を送ることができるように祈るとともに、アンナダーナを通じた活動を通じて少しでも温かい気持ちをお届けできればと思います。
現在の状況を通じては、社会的な弱者がさまざまな面においてとりわけ深刻な影響を受けていることが伝えられています。
こうした機会に学びを深め、私たち自身も生活を見つめ直し、社会全体がより方向に向かうように行動したいと感じます。
この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
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