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ムドラー

ムクラ・ムドラー

古代より、悟りに至る深い瞑想を行うためには、安定した快適な姿勢が必要とされてきました。
そのために身体を鍛錬する行いはヨーガとして受け継がれ、現代では心身の健康のために広く実践されています。
しかし、忙しない日々においては、心身の健康を疎かにしてしまうことも少なくありません。
そこでは、身体的な苦痛だけでなく、精神的なストレスにも悩まされることが多くあります。

身体に生じる痛みは、日常生活にとりわけ大きな困難をもたらします。
この痛みは、一説に、アーマ(未消化物の毒素)が身体の弱った部分に蓄積することで生じると伝えられてきました。
こうした痛みは受け入れ難いものではあっても、身体に宿るエネルギーからのメッセージとして大切な意味を持つものです。

これらの痛みと向き合うヨーガの実践に、ムクラ・ムドラーと呼ばれるムドラーがあります。
ムクラには、つぼみという意味があります。
5本の指の先端を合わせるこのムドラーは、まるで花を開こうとしている蓮のつぼみのようです。

親指は火、人差し指は風、中指は空、薬指は地、小指は水というように、5本の指にはそれぞれ5元素の象徴があります。
このムドラーで5本の指の先端を合わせる時、身体内の5元素が穏やかに調和するとされてきました。

そんなムクラ・ムドラーの指先を、身体の痛みを感じる部分にあてていきます。
この時、ムドラーを通じて生まれる調和したエネルギーが、身体の弱った部分を癒していくと信じられてきました。
または、瞑想中にこのムドラーを実践することで、身体に調和したエネルギーを巡らすことができると伝えられます。

開こうとしている花のつぼみには、強い生命力を見ることができます。
自らの身体を通じてこうした象徴を形作るムドラーの実践は、意識に強く働きかけるものであり、心身に健やかな影響を自ら生み出すことが可能になります。
難しい動作を必要としないムドラーは、日々において、誰でも容易に実践できるものです。
こうして身体を労りながら、健やかな精神を育む時、満開に咲く蓮の花のように、究極の目覚めに近づくことができるに違いありません。

(文章:ひるま)

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