アンナダーナ・プロジェクト(食事の奉仕)にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
今週の食事の奉仕は、2月6日に500皿(第62回目)を配ることができました。
メニューはダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
奉仕は引き続き、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。
奉仕を行う首都のデリーでは、先週に季節を変えるまとまった雨が降り、今週は奉仕の間にも久しぶりの青い空を見ることができました。
デリーでは、今年の1月の平均気温が17.7度と過去13年でもっとも寒く、大気汚染に悩まされた1月となりました。
冬の間は気温や風速の低下によって有害物質が停滞するとされ、気温が低かった今年は大気汚染も深刻になりました。
濃霧の発生により交通機関が乱れるなど、教育機関でも休校や開始遅れが生じ、子どもたちの生活にも影響が続いていましたが、現在は天候が改善し、ようやく日常が戻りつつあります。
教育機関は夏の熱波や雨季の大雨でも休校を余儀なくされることが多く、デリーでは子どもたちが気象条件の影響を受けることなく勉学に励むことができるように、対面学習とオンライン学習を組み合わせたハイブリット型の教育を取り入れることも検討されています。
経済的に困窮する人々の生活は社会情勢の影響を受けやすいとされていますが、物価高や環境問題など、こうしてコロナ禍以降に様変わりしていく社会の中で生きていくことは容易なことではありません。
社会全体がより良い方向に進むように、奉仕を通じてひとりでも多く人の生活に前向きな力を生み出すことができればと思います。
寒い日が続いていた北インドでも、ようやくあたたかな光を感じられる時を迎えています。
皆様のお気持ちから社会に明るいエネルギーが広まるように願いながら、今後も奉仕の活動に専念していく所存です。
いつも温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
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