यततो ह्यपि कौन्तेय
yatato hyapi kaunteya
ヤタトー ヒヤピ カウンテーヤ
実にアルジュナよ、努力している
yatatas【男性・単数・属格、現在分詞 √yat】努力している、〜しようと努めている、〜に専念している、〜を切望している
hi【不変化辞】なぜならば、〜のために;真に、確かに、実に
api【不変化辞】さらに、また、同様に;されど、なお
kaunteya【男性・単数・呼格】クンティーの息子よ。アルジュナの別名。
पुरुषस्य विपश्चितः ।
puruṣasya vipaścitaḥ |
プルシャッスヤ ヴィパシュチタハ
賢い人にとって
puruṣasya【男性・単数・属格、puruṣa】[〜の、〜にとって]人;人間;霊魂;個人の本体、普遍的霊魂、最高精神
vipaścitas【男性・単数・属格、vipaścit】[霊感(vipas)を知る(cit)]霊感を受けた;賢い、造詣の深い、学問のある
इन्द्रियाणि प्रमाथीनि
indriyāṇi pramāthīni
インドリヤーニ プラマーティーニ
かき乱す感官は
indriyāṇi【中性・複数・主格、indriya】[〜は、〜が]神の力;支配;偉大な行為;活力;体力;精力;感官;感覚
pramāthīni【中性・複数・主格、pramāthin】切断する;攪乱する、扇動する、悩乱させる、苦しめる
हरन्ति प्रसभं मनः ॥
haranti prasabhaṁ manaḥ ||
ハランティ プラサバン マナハ
力ずくで心を奪い去る
haranti【三人称・複数・パラスマイパダ・現在 √hṛ】[彼らは、それらは]圧倒する、支配する、連れ去る、取り去る、運び去る、奪い去る;魅惑する;破壊する
prasabham【副詞】強いて;激しく、乱暴に;非常に、きわめて;執拗に
manas【中性・単数・対格】[〜を、〜に]心、内的器官、知性、理性、精神、良心、思考、意向、気分
यततो ह्यपि कौन्तेय पुरुषस्य विपश्चितः ।
इन्द्रियाणि प्रमाथीनि हरन्ति प्रसभं मनः ॥ ६० ॥
yatato hyapi kaunteya puruṣasya vipaścitaḥ |
indriyāṇi pramāthīni haranti prasabhaṁ manaḥ || 60 ||
実にアルジュナよ、賢い人が努力しても、
かき乱す感官は、力ずくでその心を奪い去る。
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