3年ぶりに合ったパンデットは、私たちのためにスペシャルなプージャをしくれました。
魂をいれるプージャが終わった後、パンデットは祠の棚の上に置いてあった数珠を私の首にかけてくれました。ナヴァクラハ(9惑星)の数珠です。
そして数百年前から安置されている御神体にかかっていた数珠を取って、私の連れの女性にかけました。
彼女がかけられたのは、明らかに私にかけてくれた数珠よりも素晴らしく祝福された数珠でした。
プージャ前に、私がグル(先生)でこの方はシッシャ(生徒)だと説明したのに、生徒(女性)の方に素晴らしく祝福された数珠をかけたのです。
普通は必ずグルの方に素晴らしいアイテムを渡すはずです。といいますか御神体にかかっていた数珠を、普通の人にかけるはずはありません。
彼は「わかっているだろう。」という感じで私に笑いかけ、私も笑顔を返しました。
話は変わりますが、昨年私のところでヨーガを学んで下さっている女性が、マントラに興味をもってインドのヴァラナシに1ヶ月マントラの勉強に行きました。
彼女はその時に、マントラの先生である老パンデットに「弟子にならないか?」と言われたそうです。
彼女がそれを受け入れると、翌日の入門式に10社を超えるマスコミが取材に来たそうです。後に私も彼女の写真が1面トップに掲載されている新聞を拝見しました。
実は外国人女性がヴェーダの正式な学習者になるというのは、インドの歴史上、非常に珍しいことなのです。
老パンデットは彼女の素質を見抜いて、長年の慣習を破ってまで、弟子にしたのです。
ちなみに彼女は「聖者」としての出生図を持つ人なのです。
今回パンデットの元に同行したこの女性は、上記の正式なヴェーダ学習者になった女性の友人で、私のところでヨーガを学ぶ一般の主婦なのですが、実はインド占星術で観るとやはり「聖者」と言っていい魂を持つ方なのです。
このパンデットも、明らかにこの女性が素晴らしい魂を持つと見抜いたのです。
私自身も修行者としての出生図を持って生まれていますが、決して聖者ではありません。
しかし私の元に来て下さる方の中には、「聖者」ようなの出生図を持つ方が複数おられます。インド占星術は非常に正確にそういう部分を映し出します。
私は、ヨーガという技術はお教えしているものの、実は大切な何かを参加されている皆様にお教えいただいているのかもしれません。
若きパンデットには明らかにそれがわかったのだと思います。素晴らしい体験でした。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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ガネーシャ・ギリ
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