先日、篤志家の方にご招待いただき、マレーシア・シンガポールのヒンドゥー寺院参拝をして参りました。
古くからタミル人が多く移住したこの地では、独特のヒンドゥー文化が花開いているようにも感じました。
ムルガン神(カールティケーヤ・スカンダ)の大聖地バトゥ洞窟を最初に参拝したのですが、
寺院ではムルガン神はマーリアンマン女神と仲睦まじくお祀りされているように見えました。
バトゥ洞窟の寺院だけでなく、他の寺院でも同じ印象を受けました。
一般的なヒンドゥー文化の神話に従うなら、ムルガン神はシヴァとパールバティ女神の次男で
ガネーシャの弟になります。
そしてマーリアンマン女神の由来はよくわかりませんが
シヴァ系の女神ということであれば、パールバティの化身、という位置づけになるのかもしれません。
その考えから見ればムルガン神は母であるマーリアンマン女神と祀られている、ということになるのでしょうけれど、
何となく夫婦に見えてしまいます。
私ガネーシャギリは文化人類学な方面は全く詳しくありませんし、単なる市井の自称修行者にすぎません。
ですから、上記の推測は間違っているかもですが
いずれにしましても、かなり独特な感じを受けました。
一方でインド系の人たちには、私の片言のヒンディー語も通じ、あいさつ程度のタミル語も理解していただいたようなので、マレーシアの地にありながらも母国インドとのつながりを大切にしているようにも見えました。
大変貴重な体験になりました。
写真・バトゥ洞窟入口の小さなムルガン神
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』
ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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