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ガネーシャ・ギリ

土星は冷酷な教師?

インド占星術をやっておりますと、かならず土星のまつわる悲惨な話を耳にします。
ラーシクンダリー(ホロスコープ・出生図)上で土星の配置が悪い方は、その影響期には必ず悪いことに遭遇すると言われ、しかもその「悪いこと」はとんでもなく厳しい試練であるという話です。そしてそれはある意味事実といえます。
逆に世の中にはもちろん土星の配置のいい方もいます。かくいう私も土星の配置がとてもいいのです。
私の場合幼少期が土星の影響期だったのですが、物質的には恵まれた環境にいたものの、人間関係で非常に苦労した記憶があります。
そう、土星はその配置が悪い人ばかりか、配置のいい人に対してさえも何らかの試練を与える、厳しい星なのです。
そのような性質の星は他にありません(ラーフは似ていますが少し違います)。
そのため、インドではカール・サルプ・ドーシャ(ラーフ・ケートゥという星が影響する悪い時期)のなどの処方にならんで、サディサティ(土星と月の動きに関する悪い時期)や土星悪影響に対する処方が盛んに行われているのです。
土星が冷酷な教師であり、過去世のカルマを解消するため人間にある種の試練を与え成長を促すのは間違いないのですが、やはりその厳しい試練をなるべく軽く抑えたいというのは、人情でしょう。
その試練を軽くする処方として、個人的な体験からみれば、経典にありますように14面のルドラークシャは、土星の悪影響に対して、卓効があります。
また14面は高価で手が出ないという他の場合でも7面のルドラークシャに土星に対する効果が期待できます。
そして前々回書かせていただいた「パラド」にも大いにその効果が期待できます。
実はインドでは、その他様々な土星のためのアイテムが存在しますが、ブルーサファイアは、インドでもっとも知られた処方です。
しかし・・ブルーサファイアは経験上使用には相当の注意と専門知識が必要になります。処方を誤ると悪影響があるのです。
私自身、昔、知識不足の状態でブルーサファイアを見に着けていて、後に酷いしっぺ返しに遭った経験があります。
ですからブルーサファイアを身に着ける場合には、経験豊富な占星術師のアドヴァイスを良く聞くべきだと思います。
その点ルドラークシャには副作用は、ほぼありません(身に着け始めた時、ごく軽く風邪をひく、あるいはちょっと躓いて擦り剥く位のことはあります。これは将来起こる大きな病気や怪我を先取りして最小の形で解消していると考えられます。)
土星は冷酷な教師でありますが、その教師を優しく変える処方としてルドラークシャそしてパラドはとてもお勧めできます。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「ガネーシャ・ギリによる特別ゼミ インド占星術基礎と運命改善技法」
http://www.uranai-school.jp/h_kaikou/toku_vedic_girii.html
「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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