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雑記帳

聴聞の行い

グルを讃えるこの吉兆な日を迎え、そして始まるのがシュラヴァナ月(シュラヴァナ・マース)です。これからの約4ヶ月間は、ヒンドゥー暦においてチャトゥル・マースと呼ばれる1年の内で最も神聖な時期となり、シュラヴァナ月はその最初に訪れる、シヴァ神を讃える吉兆なひと月にあたります。
シュラヴァナが意味するものは「聴聞」です。ヴェーダンタ哲学において、「聴聞」は精神性を深める道を行く第一歩として、そして最も重要な行いとして位置づけられるものであり、私たちのその歩みは、真実であるグルの言葉を聴くことに始まります。
グルの言葉は真実であり、神の言葉に変わりありません。その言葉に心を傾け、信じ、歩む道の中で生じるものは、真実との一体です。グルの息づかいが聞こえるからこそ、遠く掴みがたい崇高な存在にもたやすく心は定まり、自我が消滅したその世界の中では、全ての中心である本質に繋がることが容易となります。
夢中になるものと向かいあう時、その中に吸い込まれるように一つになる瞬間があります。インドで過ごす日々においては、その対象が常に、崇高な存在でした。それはやはり、日々が神々を讃える祝祭に溢れているからに違いありません。グルの言葉を聴きながら、心が静まっていく神聖な世界の中では、耳にする神秘的で奇蹟的な神々のリーラー(戯れ)が、心身の奥深くまで入り込み、崇高な域へと人々を連れていきます。
私たちは忙しい生活の中で、さまざまに抱く感情や思考を言葉にしながら、本質とは異なるその現象に、自分自身を重ね合わせ時に自己を見失っていきます。だからこそ、崇高で神聖な存在に耳を傾けることは、自分自身を中心である本質へと戻す大切な瞬間ともなり変わります。
シュラヴァナが習慣となる時、そしてその対象が崇高な存在ともなれば、人はどんな時も本質と共にあることが可能となります。現代においても、そうした行いに捧げられるひと月が存在するのが、インドの姿です。これからの4ヶ月間は、多くの祝祭に満ちる神聖な時となります。皆さまにとっても、その始まりが吉兆な時となりますよう心よりお祈りしております。
(文章:ひるま)

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