これはインドの専門家の方の意見ではなく、私ガネーシャギリの個人的な考察です。
ご了承くださいませ。
プージャー等で捧げられる甘い果物が大好きなインドの神様は、一方で柑橘系が苦手とされます。
一説には、柑橘系は生の肝臓に似た味がするため、太古の昔、動物供犠やさらには人身御供という習慣があった「邪悪な神」だったころの記憶を呼び覚ますからとも言われています。
(もちろん諸説あるようです。)
そのため、逆に畏怖神の一部には、現在でも柑橘系を捧げる習慣が残るものもあります。
昨年訪れたシンガポールのカーリー女神寺院の前の売店では、花は一切使わずレモンだけでつくったマーラー(首から下げる花輪)をたくさん売っていて、神像にもたくさん捧げられました。
(貼付写真でも、いかにも酸っぱそうな青いレモンだけでつくられたマーラーを下げています。)
しかしそういう習慣があるからと言って、個人で祀っているドゥルガー女神やカーリー女神にレモンなどを捧げるのはどうなのだろうと思います。
個人的には少し怖い感じもします。
ただ・・柑橘系と言ってもたくさんの種類がありますので、日本の本当に甘いミカンなどなら、大丈夫かもしれません。
実際に日本のある地域で、由来不明の路傍の祟り神(≒畏怖神)にみかんを捧げているシーンを見たことがあります。
その後、何か不具合のようなことは起こらなかったようです。
今は夏なのでミカンも手に入りにくいですし、お花もたくさん廉価で手に入ります。
しかし冬になってお花の量が減り、逆に美味しいミカンがたくさん手に入るようになった時に、個人的に甘いミカンで試してみようかなと思っております。
実は毎年そう思っていたのですが、ずっとやらずじまいでした。
神様もその国で採れる旬の美味しい果物をきっと受け入れてくれるのでは、と思っております。
必要性のある出来事が起こりましたらまたご報告させていただきます。
皆様にも神々の祝福をお祈りしております。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』
ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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