スピリチュアルインド雑貨SitaRama

雑記帳

エーカーダシーの吉日

自然のサイクルによって巧妙に生み出されたインドの暦、その中でも特に欠かすことのできないものに、エーカーダシーの存在があります。満月・新月からそれぞれ11日目にあたるこのエーカーダシーは、広く断食をする日として捉えられ、また一般に、ヴィシュヌ神へと捧げられる吉兆な時として、瞑想やジャパなどが熱心に執り行われます。
インドの暦は、こうした月のサイクルに深く結びついています。その月は人々の心に関連すると信じられ、この月のサイクルに従った行いは、自身の心を整えるより良い機会であると、さまざまな行いが月の様相に通じて古くから伝えられてきました。特に、この満月・新月からの11日目は、月の満ち欠けから生じる引力の影響から、感覚器官や心の働きが落ち着き、体に感じる空腹の影響も少なく、断食も行いやすいものであると伝えられます。
そしてこのエーカーダシーは、あらゆる罪を清める吉兆な時であると信じられ、古くから多くの人々によって崇められてきました。ヴィシュヌ神に捧げられる瞑想やジャパ、聖典を読むことなどが勧められるのは、心を神聖なものに固く定めることによって、感覚器官が静まり、断食という行いも更に容易いものとなり得るからです。こうした神々や自然のサイクルの繋がりの中で、体が完全に浄化され、心もまた完全に静まる時、いかなる罪深い行いも生じることはありません。
古くから実践されてきたこうした行いは、大自然と私たち人間の個々の繋がりを見出し、どんな時も調和を生み出すものとして存在しています。それらを実践し日々の中に活かすことは、毎日をより豊かなものとすることをここでの日々に繰り返し教えられました。そしてその心から生み出されるこの世界もまた、平和なものとなるに違いありません。自分自身が、なりたいと思う世界の変化になりなさいと、そう教えるインドの叡智をここでも改めて理解するように思います。
本日27日は、その吉兆なエーカーダシーにあたります。エーカーダシーでは、断食とまで言わずも、一日一食、果物のみ、菜食のみなど、食の節制が実践され、現代においても取り入れやすいものとして存在しています。古くからの叡智と共に、皆様の日々もまた、より豊かなものとなりますようお祈りしております。
(文章:ひるま)

コメント

    • ふくろう 東京Y.M.
    • 2014.01.27 2:24pm

    断食は慣れてないので朝、果物が無かったので、うどんを食べました。昼食は抜きます。
    ジャパを行っています。ジャパは毎日断続的に行ってますが初心者なので座禅(蓮華座で行ってます)を組むと足がスグしびれるのと腰が痛く成り長時間には及ばず断続的になってしまいます。想念の1点集中も同時に行ってますが絶えず他の想念が邪魔をしてまだ散漫な状態です
    マントラも起きてる間中唱えるのを試みてますが、集中は途切れがちです。

    • SitaRama
    • 2014.01.27 7:33pm

    ふくろう様
    いつもお世話になっております。
    コメントを頂きありがとうございます。
    精神修行の多くは、継続的に繰り返すことが大切であると説かれております。
    その中で、心身にもより修行に適った状態が生み出されると言われております。
    神聖な行いを通じ、多くのご加護とお恵みがありますことを心よりお祈り申し上げております。

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