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雑記帳

思考の浄化

ハタ・ヨーガの修練において何よりも欠かすことのできないものに、身体の浄化があります。その重要性は、6つの浄化法「シャット・カルマ」として、経典であるハタ・ヨーガ・プラディーピカーに、またゲーランダ・サンヒターにおいては、その一番初めに記されています。
この6つの浄化法の一つに、トラータカがあります。一点を凝視するこの方法は、外的なバヒランガと内的なアンタランガの2つがあり、外的なトラータカでは、まばたきをせずに目を開けたまま、涙が出るまで鼻の先やろうそく、神像などの対象物をじっと見つめます。アンタランガでは目をつぶり、自身の内側に神聖なものを対象物として据え見つめ続けます。どちらを行う時も、ゆったりとした姿勢で座り、体は決して動かしません。
少し長い間、そうして自身を対象物に定めることにより、まず余分な思考が排除されます。私たちのエネルギーの多くは、生み出される余分な思考に乱され消耗するとも言われます。対象物を定めじっと見つめることにより、心は容易く静まり思考も落ち着いてきます。そうしてエネルギーは浄化され、体にもより良い生気が巡りはじめます。明瞭な思考は直観力を磨き、日々の生活においても自分自身の本質を濃く浮かび上がらせていきます。
トラータカにおいては、対象物があることで見つめる焦点がはっきりとし、より分かりやすくその修練を続けることができます。深い瞑想に入るためのステップとも成りえるこの技法が、浄化法として位置付けられていること、修練の始まりから終わりに至るまで、自分自身の浄化がとりわけ重要であるということが伺えます。
清らかでより良いエネルギーを自分自身の内に満たすことは、何よりもの浄化となり、その行いによって、続く日々も豊かなものとなるに違いありません。マントラ・ジャパのように、トラータカはとてもシンプルな技法でありながら、少しの時間があれば実践できるものの一つです。季節の変わり目も、こうした意識的な行いを取り入れ、より良く過ごしていきたいと感じています。
(文章:ひるま)

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