ガネーシャ神は、インドのみならず世界中で愛されているヒンドゥー教の神様です。
皆様の中にもガネーシャ神が大好きだったり、ガネーシャ神に興味を持ったのが、インド精神文化に興味をもつきっかけだったりした方もおられると思います。
私ガネーシャギリも、昔からガネーシャ神が大好きでした。
2016年にマハーラーシュトラ州のアシュタ・ヴィナーヤカ（有名なガネーシャ神の8つのお寺）の巡礼に行ったときに感じたのですが、参拝者が皆幸福そうな顔をしているのです。
ジョーティルリンガム（シヴァの寺院）では、参拝者たちは殺気立っている感じでしたので（それはそれで命がけの信仰の素晴らしさを感じられますが）その違いに大いに驚かされました。
このような不安な時代にはガネーシャが振りまくような幸せな感覚はかなり重要なのかも知れません。
福々しくて幸せな感じを与えてくれるガネーシャ神ですが、神話の中では父親であり最高神でもあるシヴァ神との戦いで、危うくシヴァを打ち負かすような力を見せつけます。
シヴァの一族の長男としての強力さも持ちあわせているのです。
いつもにこにこしていますが、信奉者に害を為す存在や悪霊は許しませんよ、というスタンスでしょうか。
ガネーシャはインド系神様の信仰の入り口として最適な神様ですが、やがてほかの神さまへの信仰に移ってしまう方も多いと思います。
それはそれで素晴らしいのですが、時々初心に立ち戻り、ガネーシャの素晴らしさを再度味わってみるのも素晴らしいことだと思います。
貼付写真：マハーラーシュトラ州のガネーシャ寺院の如意宝珠型の賽銭箱（2016年撮影）
（文章：ガネーシャ・ギリ）
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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』
ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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