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雑記帳

7人のチランジーヴィー(不死者)

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2016年12月28日は、南インドのタミルナードゥ州で猿神ハヌマーンの降誕祭として祝福されるハヌマーン・ジャヤンティーが祝福されます。

ハヌマーンは、チランジーヴィーとして崇められる存在です。チランジーヴィーは不死を意味します。ヒンドゥー教では、7人の存在が不死者として崇められ、彼らはカリユガの時代の最後まで、今もなお、生き続けている唯一の存在であると伝えられます。

7人のチランジーヴィーは以下の通りです。

1、アシュヴァッターマン:マハーバーラタに登場し、導師ドローナの息子にあたります。ドローナがシヴァ神のような勇ましい息子が生まれることを願い苦行を行った結果、シヴァの半化身として、アシュヴァッターマンが生まれたといわれます。

2、マハーバリ王:マハーバリ王は、神々と敵対するアスラの生まれでしたが、非常に信心深く献身的で、国民から愛される偉大な王でした。マハーバリ王はアスラであったため王国を追われますが、年に一度、愛する国民のもとへ戻ると信じられます。

3、ハヌマーン:ラーマ神に対するハヌマーンの帰依心を見て、シーター女神はラーマ神への帰依者たちを救うため、ハヌマーンが不死となるための祝福をしたと伝えられます。

4、クリパ:苦行を行なっていたシャラドヴァット仙の子にあたり、シャラドヴァット仙はクリパにあらゆる武器と、その秘術の全てを伝授したといわれます。クルクシェートラの戦いで、最後まで生き残った者であると伝えられます。

5、パラシュラーマ:パラシュラーマはヴィシュヌ神の化身として生まれ、奢り高ぶった数多くのクシャトリヤを殺害したといわれます。純質なサットヴァであるパラシュラーマが、ラジャス(激質)やタマス(惰質)によって生じた混乱を破壊することを物語っているのだと伝えられます。

6、ヴィビーシャナ:ヴィビーシャナは、羅刹王ラーヴァナの弟でありながら、心正しい羅刹でした。ラーヴァナがラーマ神の妃であるシーター女神を誘拐したとき、その非を責め、シーター女神を解放するよう説得したといわれます。

7、ヴィヤーサ:ヴィヤーサは、リシ(聖仙)であり、叙事詩マハーバーラタの著者とされます。バーガヴァタ・プラーナではヴィシュヌ神の化身の1つに数えられています。

これに、聖仙マールカンデーヤが加わり、8人の不死者として崇められることもあります。

参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Chiranjivi

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