幸運の扉を開くラクシュミー女神の千の御名

神の言語であるサンスクリット語による祈りは、精神的・肉体的な問題を癒すヒーリング・サウンドとして作用し、人々の願望や、魂の欲求を満たすことができると信じられています。その一つに、富、繁栄、幸運の女神であるラクシュミーを讃える千の御名(ラクシュミー・サハスラナーマ)があります。

ラクシュミー女神は、すべての帰依者に、巨万の幸運、物質的繁栄、富、神の英知を授けます。ラクシュミー女神は帰依者の望みに応じて、その願いを叶えるために、マハー・ラクシュミー、ヴィディヤー・ラクシュミー、ダナ・ラクシュミー、ガジャ・ラクシュミー、サナータナ・ラクシュミーなどの様々な姿で顕現する”シャクティ”です。

ラクシュミー女神の恩恵と幸運を授かるため、古代の聖者たちによって発見されたマントラという神秘の処方術は、長い年月をかけて実証されてきました。どのようなマントラも、一心の帰依心と集中力をもって繰り返し唱えられてはじめて、その効果が確かなものとなります。真摯に心を込めてラクシュミー女神への祈りに耳を傾けることで、誰もが幸運の扉を開くことができるでしょう。

ヨーガ・スートラ第4章第1節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


जन्मौषधिमन्त्रतपःसमाधिजाः सिद्धयः॥१॥
Janmauṣadhimantratapaḥsamādhijāḥ siddhayaḥ||1||
ジャンマウシャディマントラタパハサマーテディジャーハ シッダヤハ
誕生、薬草、真言、苦行、三昧によって、霊能力が生じる。

簡単な解説:本節より、独存の章と呼ばれる第4章が始まります。まず、これまでに説かれてきた種々の霊能力とは、生まれつきによって、薬草の力によって、真言の詠唱によって、苦行の実行によって、または三昧に入ることによって生じると説かれます。

塩の女神

ガネーシャ神とカールッティケーヤ神という息子に恵まれた、シヴァ神とパールヴァティー女神。
そんな二人には、アショーカ・スンダリーという娘がいると伝える俗伝があります。
その俗伝の一つを見てみると、私たちが生きる意味が見えてきます。

パールヴァティー女神はシヴァ神と結ばれ家庭を築くも、瞑想に耽るシヴァ神は家庭を顧みず、寂しく悲しい思いをしていました。
そんなパールヴァティー女神は、願いを叶える木として知られるカルパヴリクシャに、常に側にいてくれる娘が欲しいと願います。
すると、すぐに娘となる子どもがあらわれました。
パールヴァティー女神は、その娘を、アショーカ(悲しみのない)・スンダリー(美しい娘)と名づけます。

ある日、シヴァ神が帰ってくると、自分の子どもだと気づかずに、ガネーシャ神の頭を切り落としてしまったことがありました。
その光景を恐れたアショーカ・スンダリーは、とっさに塩の袋の陰に隠れます。
ガネーシャ神を助けなかったアショーカ・スンダリーは、パールヴァティー女神の怒りに触れ、そのまま塩にされてしまいます。
しかし、後にガネーシャ神が命を吹き返すと、アショーカ・スンダリーも許され、女神として崇められるようになったといわれます。

塩の摂り過ぎは健康リスクを高めるとされますが、塩は生命の維持に必要不可欠なものでもあります。
男性原理であり精神(プルシャ)を象徴するシヴァ神と、女性原理であり物質(プラクリティ)を象徴するパールヴァティー女神の結合によって、肉体を持ち生まれた私たちに、その重要性は計り知れません。
暑さが厳しいインドの地では、生きるために特に塩が重要であり、非暴力・不服従運動の一環として、かのガーンディーは「塩の行進」を実行しました。

そして、流れる涙には、塩気を感じます。
パールヴァティー女神が悲しみを経験したように、私たちも人生の中では悲しみを経験する瞬間があります。
しかし、生じた肉体という現象の中で、そうした苦難が解脱への気づきとなるとき、肉体を持ったことも実りあるものとなるはずです。
流れる涙に感じる塩気こそ、私たちを解脱に導いてくれるものなのかもしれません。

塩の女神として崇められるアショーカ・スンダリーの存在は、私たちが肉体を持って生まれたことの意味、そして、その命の重要性を気づかせてくれるようです。
適度な塩が料理に豊かな味をもたらすように、人生の苦難を通じて豊かな気づきを得られるよう、神々と向き合いながら学びを深めていきたいと感じます。

(文章:ひるま)

アンナダーナのプーリーとハルワーのレシピ

前回、アンナダーナのサブジーのレシピをご紹介いたしました。
今回は、プーリーとハルワーのレシピをご紹介いたします。
プーリーとハルワー、そしてサブジーは、定番の組み合わせです。

プーリー(पूरी)は、アーター(आटा)と呼ばれる全粒粉を捏ねて揚げたパンのようなものです。
揚げずにタワー(तवा)と呼ばれる鉄板で焼いたものは、ローティー(रोटी)、またはチャパーティー(चपाती)と呼ばれます。
ハルワー(हलवा)は、スージー(सूजी)と呼ばれるセモリナ粉(荒挽きの小麦粉)で作った甘いお菓子です。
ハルワ、ハルヴァ、ハルヴァーなどとも呼ばれ、人参で作るものもあります。
アンナダーナでは、どちらにもギーをたっぷり使用し、風味豊かに仕上げています。

★プーリー★

【材料】
・アーター:2カップ(300グラム)
・塩:小さじ1/2
・ギー:小さじ2
・水:3/4カップ
・ギー(揚げる用):適量

【作り方】
・アーターをふるっておく。
・アーターの中に塩とギー(小さじ2)を入れ、軽く混ぜる。
・水を少しずつ加え、よく混ぜて捏ねる。固めに仕上がるように加える水を調整する。
・捏ねた生地を20分ほど休ませる。
・休ませた後、捏ねた生地を小さく分けて丸める。大きさはお好みで。
・小さく丸めた生地を薄く円形に伸ばす。
・ギーを鍋に熱し、薄く伸ばした生地を入れる。
・生地が膨らんだら、きつね色になるまで両面を揚げる。

プーリーの作り方は、以下の動画が参考になります。

★ハルワー★

【材料】
・スージー:1/2 カップ(100グラム)
・砂糖:1/2 カップ(120グラム)
・ギー:1/2 カップ
・水:1.5カップ
・カルダモン:3〜4粒(砕いておく)
・牛乳:大さじ2
・サフラン:少量(大さじ2の牛乳に浸しておく)
・ドライフルーツ:お好みで(アーモンド、カシューナッツ、レーズンなど)

【作り方】
・スージーをフライパンで軽く色づくまで中火でじっくり空炒りしておく。
・1.5カップの水を鍋に入れて火にかけ、砂糖を加える。
・次にカルダモンを加え、砂糖が溶けてるまで少し煮ておく。
・フライパンにギーを入れて中火で温める。
・ギーが温まったら、ドライフルーツを入れ軽く炒める。炒めたドライフルーツは器にあげておく。
・同じフライパンに、空炒りしたスージーを入れ、ギーで炒める。弱火から中火で、ゆっくりと5分ほど炒める。
・その後、砂糖とカルダモン入りの水(お湯)、牛乳とサフラン、炒めたドライフルーツを入れる。
・中火でかき混ぜながら、ゆっくりと炒め煮る。
・とろみがついてきたら火を止める。

ハルワーの作り方は、以下の動画が参考になります。

孤児院において実施するアンナダーナでは、子どもたちの大好きなキール(ミルク粥)をデザートとして配ることがあります。キールのレシピはこちらでご覧いただけます。

Vol.170:アーユルヴェーダ音楽療法入門32 アーユルヴェーダ音楽療法・用語辞典(入門編)

ア行(1)

しばしば「Be(ベー)」と同様に、「否定の意味」で接頭字的に使われる。
例:アダルマ=ダルマ(正しい道理・行為)に対して誤った方法・行為の意
アパッティヤ=パッティヤ(適合)に対して不適合の意
アサッディヤ=サッディア(根治する病)に対して不治の病の意
アヴィディヤ=ヴィディア(叡智・知識)に対して無知の意
アドゥワイタ=ドゥワイタ(二元論)に対して不二一元論
アラウキカ=ラウキク(学問的)に対して非科学的・平凡の意
アスィッダ=スィッダ(真理)に対して虚偽・誤信・未証明の意
アサダーラーナ=サダーラーナ(広範囲)に対して狭範囲の検証の意

アバーヴァ 欠乏
アバーヴァ・パダールタ:欠乏症:アバハーヴァ(欠乏)+パダールタ(来す)

アバンガ・オビー マハラシュトラ(州/県/地方)のバクティー(ヒンドゥー献身運動)讃歌。

アビヤンガ
「アビ(対峙)+アンガ(胴/体)」Ayuruvedaに於ける直接的な施術の意。
近年ではもっぱら「オイル・マッサージ」のこと。

アボーグ
古代科学音楽(Shastriya-Sangit)から派生した、ヒンドゥー教布教芸術に於ける「Perfoming-Art」としての古典音楽「Gandharva-Sangit」で確立した「作曲された主題群」のひとつ。「第四主題」
「プラヴァンダ様式」「チャトゥール・アンガ様式」の一部に起用される。
古代の終わりに「古典音楽」が大改革を強いられた際、中世に生き残った様式「ドゥルパド」に継承された「四主題」の四番目。(プラヴァンダでは第五主題)
主題(スターイー:基音Sa~主音のある中心的音域)
第二主題(アンタラー:属音MaもしくはPa~副主音で展開する)
第三主題(サンチャリー:スターイーの8v展開)に次ぐ、
第四主題(アボーグ:先行三主題の総合または、残された部分の展開)の役割分担がある。

アボーギ Ragaのひとつ。短三度、短七度のカフィー系に分類される古いRaga
五度と七度を割愛する五音音階(アウダヴァ・ジャーティー)基音持続法の属音五度を持ちいることが出来ないので完全四度で代用する。その結果、第四音が基音に聴こえるというパラドクスが生じる。

アビナーヤ 古典舞踊に於けるジェスチャー表現。
広義には、「手首からの先の表現:ムドラー」を含むが、狭義では、主に「顔の表情の表現」を指す。

アヒール・バイラウ Ragaのひとつ。本来短二度のRaga:バイラウで、長二度を用いる。
名前の由来は「アヒール族の民謡から採集したから」と言われるが不詳。

アチャルヤ 専門家、巨匠、サンギータッチャルヤ:音楽家、
ムリダンガッチャルヤ:ムリダング(両面太鼓)の名手。一般・並水準よりは高いがヴィドゥワン程ではない。ブラフマチャリアも同様の熟語だが、正式なヴェーダ科学では殆ど言わない。「神掛かり」的な意味になってしまうが、逆に反一元論になる。かと思えば、或る宗派では「性的エネルギー」などとする。

アダーラ・サラジュ 絶対不変・普遍のサ(Sa/インド階名ドレミのド)

アドブータ Gandharva-Sangit以降の芸術作品に関連させた「九つの感情」のひとつ。「驚き」

アドルスタ 目に見えない自然の法則

アドゥルスタート (予期せぬ)神の啓示

アドウィタ・プラマーナ 不二一元論に基づく体験
対:ドウィタ・プラマーナ:二元論に基づく体験

アドウィタ・ヴァーダ 不二一元論

アデャーヤ 字義は「章」。13世紀のGandharva-Sangitの解説書「サンギート・ラトナーカル」の各章で、転じて「各学」的に用いられる
例:アルス(解釈)・アデャーヤ(章)→音楽学
アスト(楽器)・アデャーヤ(章)→楽器学
ラーガ(解釈)・アデャーヤ(章)→旋法学

アラ 二分の三の意。
アラ・チャウタールは、チャウタール(12拍子)の末尾に二分の三を入れて14拍子にしたもの。

アール・ラヤ 二分の三の意。1.5拍でくくるようなリズム分割。
大阪の昔のヒット曲の「飛んで飛んで飛んで飛んで」がこれ。広義には、「偶数分割リズム(2拍子系4拍子系など)の三つくくり」の意

アグニ 1)火
2)「パンチャ・ブータ(五元素)」に於ける形而上的な「火」食物を燃焼・分解させる力。
3)ブラフマン教の「火の神」ヒンドゥー時代にも生き残る。

アーグニャ 六番目のチャクラ(体の下部から数える)。第三の眼辺りにある。

アグニヴェーシャ プナルヴァス・アートレーヤの六名の弟子のひとり。チャラカの師。 六サンヒター中、最良とされるアグニヴェーシャ・サンヒターを著す。

アーハタ・ナーダ 声帯による肉声や、弦を弾いて鳴らす弦楽器、吹いて鳴らす管楽器などで
「物理的に発音された音」「人間の耳に聴こえる音」。しかし、そもそもは「ナーダ:宇宙の波動」を声帯や楽器が受信して「人間に聴こえる音」となったと説く。
対:「アナハタ・ナーダ」

アーハーラ 字義は燃料、食物。現象的・現実的(形而下)の食物(広義のごはん)の「アンナ」に対して、形而上的意味合い(例えば「滋養」など)を含む。

アハーラ・シャクティー 食物・滋養によって得た力。及びそれらが持つそもそもの力。転じて「食物に対する力・感受性=食べる力」をも言うが、「消化力(ジャーラナ・シャクティ)」と混同される。

アハムカーラー 意識。自我意識。一般的に一般人が認識する「意識/自我/自分/自覚」
「コーシャ(鞘)論」では、最も外側。「気分感情領域」
現代人は、こればかりを「自分」と思い込む悪しき風潮(常識)が蔓延。言わば「国家最高権力者」のようなもので、これの質・内容・精神性、及び「これを制御する論理思考の有無」によっては、国民(臓器や細胞)はとんでもない苦しみを味わう。

アジールナ 消化不良、胃腸疾患、

アーカーシャ   「万物の五元素:パーンチャ・ブータ」のひとつ「空」
古代ペルシアの「四元素」の「気・空」を二分し「ヴァーユ:風」と分別した。「空気・大気」であり「空間」でもある。「ヴァーユ:風」の動的な性質に対し「静的」「無的/虚空」。

アクシャーナーン 感覚。形而上的意味の深い「インドリア」に対し、日常的に私たちが意識している「感覚」。言い換えれば「インドリア」を理解せねば、「生命体としての感覚」を読み・語りすることは出来ない。

アクシャラ 1)単位、普遍的で抽象的。絶対値を語らない時の「粒、コマ、節」
2)リズム型の最小単位。例:2+3アクシャラは、1アクシャラが八分音符ならば2.5拍だが、1アクシャラが四分音符ならば5拍になる。

アークンチャーナ 生命体の「五作用:パンチャ・カルマ/ラウキカ・カルマ」のひとつ「縮小させる/収束・収斂作用」
対:プラサーラナ(拡大させる/拡散)

アライヤ・ビラーワル 「アルハイヤ・ビラーワル」と綴る。Ragaのひとつ。
短七度を用いるので「カマージ系(That)」的だが、音の動きは、完全に「ビラーワル系(長七度)」。Performing-Artでは、タート代表格:Raga-Bilawalより好んで演奏される。

アーラープ Gandharva-Sangit以降の古典音楽に於ける「前奏曲」
古代科学音楽(Shstriya-Sangit)では、歴然とした一楽曲様式。
Ragaの真髄(プラクリティー)を完全に具現するので、「前奏曲」という観念は本来は誤り。むしろこれが「本曲」で、その後の太鼓が加わる部分は言わば「お楽しみ=デザート」と考えるべきでもある。
「自由リズム(リズムサイクルもビートも無い)」で歌われる(演奏される)ドルゥパド様式以降では、ビート感(リズムサイクルは無い)を持つ部分が加わり、中世後半の器楽(ガット様式)では、更に速いテンポで超絶技巧を聴かせる部分も付加された。

アーローチャカ・ピッタ 「トゥリ・ドーシャ」のひとつ「ピッタ」に関連する「5要素:パンチャヴィダ・ピッタ」(Sub-Doshaと言う人も多い)のひとつ。眼、視力に働く

アーマ 未消化物。排泄物。実際は、「未消化物・老廃物・菌や組織の死骸」
などが混沌と混同されている。

アーマッド 1)16世紀~19世紀、今日のUP州に展開した帰化アフガン外人部隊駐屯地ローヒルカンドのアフガン系伝統古典音楽に於ける楽曲構成部部分。字義はペルシア語の「登場・出現・呼び込み」
2)上記1)の地域が後にアワド王朝領となり、そこで発展した古典舞踊カタックの構成部分のひとつ。イスラム宮廷色が濃い。

アーマーシャヤ  胃

アムラ 「ラサ(味)」のひとつ。酸味

アムシャ 副主音。より古代では「主音」。中世では「開始音」。近現代では、副主音はサムヴァーディーの語に置き換えられ、存在感を失う。

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何時も、最後までご高読を誠にありがとうございます。

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毎月、インド楽器とVedic-Chant、アーユルヴェーダ音楽療法の「無料体験講座」を行っています。詳しくは「若林忠宏・民族音楽教室」のFacebook-Page「Zindagi-e-Mosiqui」か、若林のTime-Lineにメッセージでお尋ね下さい。 九州に音楽仲間さんが居らっしゃる方は是非、ご周知下さると幸いです。

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心と体の健康(本来のバランス力を取り戻す)の為に欠かせない。脳機能を本来の姿・力に戻すための講座です。ヨガ、瞑想、アーユルヴェーダ音楽療法の全てにとっても、極めて重要な基本です。論理力を高めると、世界観さえ変わって(むしろ神秘・スピリチュアルなことが、新鮮に敏感に深く理解出来るようになります)来ます。

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是非ご参考にして下さいませ。

Hindu Chant講座Vol.1

Hindu Chant講座Vol.2

Hindu Chant講座Vol.3

Hindu Chant講座Vol.4

Vedic Chant入門講座(基本理解編)

Ayurveda音楽療法紹介(基礎理解編)

アーユルヴェーダ音楽療法 (実践編1)

アーユルヴェーダ音楽療法 (実践編2)

アーユルヴェーダ音楽療法 (実践編3)

「いいね!」「チャンネル登録」などの応援を頂けましたら誠に幸いです。

(文章:若林 忠宏

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若林忠宏氏によるオリジナル・ヨーガミュージック製作(デモ音源申込み)
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ヨーガ・スートラ第3章第55節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


सत्त्वपुरुषयोः शुद्धिसाम्ये कैवल्यमिति॥५५॥
Sattvapuruṣayoḥ śuddhisāmye kaivalyamiti||55||
サットヴァプルシャヨーホ シュッディサーミイェー カイヴァリャミティ
サットヴァとプルシャの清浄性が等しくなるとき、独存が生じる。

簡単な解説:前節において、識別知は人間を救済するものであり、あらゆる対象のあらゆる在り方を対象とし、一度に一切を知ることができるものであると説かれました。本節では、サットヴァがラジャスとタマスの不浄性から解放され、本来清浄であるプルシャと等しくなるとき、真我の独存が生じると説かれます。本節で第3章が終わります。

第40回グループ・ホーマ(ヴァサント・パンチャミー)無事終了のお知らせ

第40回グループ・ホーマ(ヴァサント・パンチャミー)にお申込みいただきました皆様、誠にありがとうございました。

サラスワティー女神を礼拝する第40回グループ・ホーマは、2月10日に無事に終了いたしました。

プージャーの写真を以下に掲載させていただきます。

神々の祝福と、より良い体験がありますよう、心よりお祈り申し上げます。

第40回グループ・ホーマの実施内容はこちらよりご覧いただけます。

スタッフ日記:第38回アンナダーナ終了しました!

第38回アンナダーナにお気持ちを寄せていただきました皆さま、本当にありがとうございます。
今回は病院にて、滞りなく終えることができました。

病院では、11回目の実施となりました。
春の到来を祝福するヴァサント・パンチャミーを迎えたインドでは、各地で少しずつ気温が上がり始める頃です。
それでも、アンナダーナを実施した土曜日の朝の気温は、まだ一桁台でした。

冷え込みが厳しくなる冬の早朝は、有害物質が停滞するために、北インドの大都市では大気汚染が深刻となります。
しかし、アンナダーナを実施した数日前には雨が降り、当日は空気も少し綺麗になりました。
自然の恵みに感謝する中での実施となりましたが、それ以上に、自然に対して取り組むべきことが多くあることを実感します。

アンナダーナは、今回も滞りなく準備が進み、11時前には病院の周辺に到着、すぐに配り始めることができました。
病院の周辺では常に複数のアンナダーナが実施されていますが、いつも列が途切れることはありません。
今回も、2時間半ほどで、準備した1000食分以上の食事を配り終えることができました。

日中は20度ほどになりましたが、どんよりとした曇り空で太陽が出ず、少し寒く感じるほどでした。
AIIMS病院へは広大なインドの各地から訪れる人が多く、こうした寒さを経験したことがない人も多くいます。
皆様のお気持ちを通じた温かい食事は、病を患う人々にとって、とても大きな支えとなるはずです。

貧しい人々は、衛生的で健康的な生活を送ることが難しく、病にかかりやすかったりと、貧困の悪循環に陥ることも少なくありません。
個人の努力だけでは、その悪循環から抜け出せないことも多くあります。
そんな人々に手を差し伸べる時、悪循環を断ち切るための小さな助けとなり、社会にも安定や幸福が広がるはずです。
小さくても、私たちの行為は社会を動かす大きな力を持っているということを心に留めながら、行動することを努めたいと思います。

次回は、孤児院でのアンナダーナを予定しています。
次回も温かいご協力のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

アンナダーナを通じ、皆様にも大きな恩寵がありますように。

(スタッフ:ひるま)

宝石処方

以前拙著に、宝石処方はあまりお勧めしない、と書いたのですが、もちろん、絶対やらない方がいいと、いうことではありません。
厳しい運命で、どうにもならない時には大きな助けになりますし、たとえば大規模な自然災害で被災しその後の生活が立ち行かなくなったなど、ホロスコープ上に予言されていないような惨禍に遭われた場合にも、大きな効力を発揮する可能性もあります。
たとえば高熱にうなされているいるときに熱冷ましの薬を服用すれば、ずいぶん楽になります。また病気を治すための体力を溜めることもできます。
そういうような感じと言っていいのかもしれません。
宝石の処方には色々なやり方がありますが、悪い星を強める、というやり方は効果が大きい反面、かなり危険性が伴います。
必ず専門家のアドヴァイスを受けて、石の大きさや台座の金属の種類や重さなどを細かく検討した方がいいと思います。一方、元々強い星をさらに強める、という方法は比較的安全だと思います。そしてその場合も専門家のアドヴァイスを受けるのが望ましいです。
例外的に9惑星すべてを強める9石の宝石ペンダントは、それほど深い知識がなくても運用可能です。
そして入魂のプージャーをしてもらっているものがさらに望ましいです。さらに毎日石にマントラを唱えることができればベストでしょう。
TPOに応じてうまく活用して有意義に使いたいものですね。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』

ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定

ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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スタッフ日記:ケーララ豪雨災害の支援状況について

ケーララ豪雨緊急災害支援募金にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。
過去100年間で最悪の被害が報告された豪雨災害から、およそ半年が過ぎました。
これまでに実施してきた支援の状況を、ご報告させていただきます。

セカンド・モンスーンといわれ、再び雨が強まる時(10月頃)を終えてから、穏やかな気候が続いていたケーララ州では、長く暑い夏が始まろうとしています。
食材、洋服、台所用品、学用品など、生活必需品の配給に始まった支援活動は、皆様の温かいご支援を通じ順調に進んでいます。
家屋や地域の清掃や片付けはほぼ落ち着き、人々は日常を取り戻し始めました。
マイクロビジネスの支援も少しずつ進み、仕立て屋として収入を得ていた女性たちには、足踏みミシンを支給することができました。
教育支援を行う子どもたちの家族と共に、生活に必要な椅子の支援も行うことができました(詳細はこちらよりご覧いただけます)。
あらゆる家具を失った家族も多く、今後も社会生活の中で必要性の高いものを見極めながら、物資の配給を継続していく予定です。

現在は、穏やかな気候が続いていたこともあり、豪雨災害によって荒廃した田んぼの復興に力を入れています。
自治体からは、古くから受け継がれてきたココナッツの外皮の繊維部を使ったマットの支援を受け、田んぼを整備することができました。

田んぼの稲は順調に成長し、稲が開花し始め、3月には収穫ができる見込みです。
インドでは、人々の生活を支える重要な基盤である農業に、全就業人口の半分が従事しているといわれます。
しかし、厳しい気候条件の下では、肉体的、そして精神的にも多大な苦しみが伴います。
この収穫の喜びは人々にとってどんなものにも代えがたく、収穫への感謝と新たな生活への願いが古代から神々へと捧げられてきました。

豪雨災害を経験して以降、かつての生活を見直し、自然と共存しながら進んでいる社会には、学ぶことが多くあります。
厳しい労働の後に手にする収穫の喜びが人々の心に幸せをもたらすように、この豪雨災害の苦難を通じて手にする新たな気づきが人々を強く導いています。

今後も、トイレの建設、卵やミルクや野菜を売って収入を得られるように、鶏小屋や家禽などの支援を計画しています。
この支援活動が、持続可能な社会のためになるよう、現地の人々と共に努めていきたいと思います。

いつも温かいご支援を頂き、改めまして心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)