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バガヴァッド・ギーター第4章

バガヴァッド・ギーター第4章第1節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

श्रीभगवान् उवाच ।
śrībhagavān uvāca |
シュリーバガヴァーン ウヴァーチャ
クリシュナは語った

śrībhagavān【男性・単数・主格 śrī-bhagavat】栄光ある方、神聖な神、威厳ある尊者。ここではクリシュナのことを指す。
uvāca【三人称・単数・パラスマイパダ・完了 √vac】[彼は〜した]言う、語る

इमं विवस्वते योगं
imaṁ vivasvate yogaṁ
イマン ヴィヴァスヴァテー ヨーガン
このヨーガを、ヴィヴァスヴァットに

imam【男性・単数・対格、指示代名詞 idam】[〜に、〜を]この、これ
vivasvate【男性・単数・為格 vivasvat】[〜に、〜のために]太陽神の名・ヴィヴァスヴァット(ヤマの父で、太陽神スーリヤの別名);太陽、太陽神 【形容詞】輝く、光をまきちらす、早朝にあらわれる
yogam【男性・単数・対格 yoga】[〜に、〜を]ヨーガ、精神の集中、組織的な超脱法、瞑想、静慮、心統一

प्रोक्तवान् अहम् अव्ययम् ।
proktavān aham avyayam |
プロークタヴァーン アハム アヴィヤヤム
私は説いた、不滅の(ヨーガを)

proktavān【男性・単数・主格 proktavas(proktapra√vacの過去受動分詞)にパラスマイパダの完了分詞を形成する接尾辞vasをもつ)】宣言した、教えた、記述した;言った、語った;〜であると宣言した、と称した、説いた
aham【単数・主格、一人称代名詞 mad】[〜は、〜が]私
avyayam【男性・単数・対格 avyaya】不滅の、不変の;慳貪の

विवस्वान् मनवे प्राह
vivasvān manave prāha
ヴィヴァスヴァーン マナヴェー プラーハ
ヴィヴァスヴァットは、マヌに告げた

vivasvān【男性・単数・主格 vivasvat[〜は、〜が]太陽神の名・ヴィヴァスヴァット(ヤマの父で、太陽神スーリヤの別名);太陽、太陽神
manave【男性・単数・為格 manu】[〜に、〜のために]人、人類;人類の始祖;思想;祈祷、呪文
prāha【三人称・単数・パラスマイパダ・完了 pra√ah】[彼は〜した、それは〜した]言明する、宣言する、言う

मनुर् इक्ष्वाकवे ऽब्रवीत् ॥
manur ikṣvākave 'bravīt ||
マヌル イクシュヴァーカヴェー ブラヴィート
マヌは、イクシュヴァークに語った

manus【男性・単数・主格 manu】[〜は、〜が]人、人類;人類の始祖;思想;祈祷、呪文
ikṣvākave【男性・単数・為格 ikṣvāku】[〜に、〜のために]イクシュヴァーク(日種族(スーリヤヴァンシャ)の祖。人類の祖ヴァイヴァスヴァタ・マヌの子)
abravīt【三人称・単数・パラスマイパダ・過去 √brū】[彼は〜した、それは〜した]言う、発言する、語る、伝達する、述べる

श्रीभगवान् उवाच ।
इमं विवस्वते योगं प्रोक्तवानहमव्ययम् ।
विवस्वान्मनवे प्राह मनुरिक्ष्वाकवेऽब्रवीत् ॥१॥

śrībhagavān uvāca |
imaṁ vivasvate yogaṁ proktavānahamavyayam |
vivasvānmanave prāha manurikṣvākave'bravīt ||1||
クリシュナは語りました。
私はこの不滅のヨーガを、ヴィヴァスヴァットに説いた。
ヴィヴァスヴァットはそれをマヌに告げ、マヌはイクシュヴァークに語った。

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