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雑記帳

ヤマとニヤマ

ヨーガの経典とも言えるパタンジャリの「ヨーガ・スートラ」には、二元論に基づきながらサマーディ(解脱)に至るためのステップが事細やかに記されています。エクササイズだけではないヨーガが広く社会に浸透する現在、そのヨーガの格言の中に記される重要な八支則「アシュターンガ・ヨーガ」も見逃すことはできません。
サマーディとまで言わなくとも、八つのステップを踏みながら進むその道には、この社会をより良く生きるための知恵がふんだんに含まれています。中でも欠かせないのが、八支則の始めに置かれる「ヤマ」そして次ぐ「ニヤマ」です。
社会において守るべき事柄として知られるヤマには、他を傷つけない・ 正直である・盗みを働かない・不摂生をしない・貪欲にならない、の五つが記されています。そして自分に対して守るべき事柄がニヤマであり、清浄を保つ・満足を知る・ 自分自身を鍛錬する・精神向上に努める・献身的である、とそれは続きます。
この道徳的な観念であるヤマ・ニヤマは決して簡単に達成されるものではありません。それは行いと言葉、そして思考の面においても実践されなければならない戒であり、当然のことでありながら、私たちが心の動きに負け見失ってしまう事象です。これらの戒を実践することは、自分自身を浄化し、心の中を寂静で満たす、最も大切な術なのだと伝えられます。
あるスワミジも述べていました。「ヨーガの八支則の始めにこのヤマ、ニヤマが置かれるのは、人が生きていく上で決しておざなりにできない、最も重要な事柄だからです。この二つが成されなければ、座法や呼吸法をどんなに行っても、サマーディには至りません。ヨーガとは、私たちの生きる指針です。」
座法や呼吸法だけではない、ただ清く生きるその姿勢こそが私たちを解放に導くヨーガそのものです。そして、ヤマとニヤマ、この二つのものが人々の間にしっかり基礎を成せば、この社会の土台も揺るがないものになるに違いありません。私たち自身が、寂静を生み出すその存在に他ないなのだと、いつの時も気づいていたいと願っています。
(文章:ひるま)

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