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ガネーシャ・ギリ

カーリーは黒、バガラームキーは黄色

インドの神様には、それぞれお好みの色があります。
たとえば、ガネーシャは黄色や赤が多いです。
またシヴァは青が多かったりします。毒を飲んで首が青くなったという神話からきた、ニーラカンタ(青頸)やマハーカーラ(偉大な黒)という名前にに関係しているのだと思います。
(インドの人は黒色を青色で表すことがあります。)
別にその色でなければならないと思いますが、中にはカラーを非常に重要視している神様もおられます。
ダス・マハーヴィディヤ(10人の女神)のうちの一柱であるバガラームキーはそういった神様で、黄色を使用します。
礼拝者は黄色の服を着て、黄色の敷物に座り、ターメリックでできた黄色い数珠を使いプージャーを行います。
私が初めてバガラームキーの名前を聞いたのは、2006年のことで、わりと最近のことです。
インドの、若いですが非常に深い知識をもつある賢者の方からお聞きしました。
その時その賢者は、「あのカーリー女神より、高位に座する女神がいる。その名はバガラームキー・・・」と話し始めました。
私はへーっと思い、話をお聞きしていたのですが、バガラームキーのカラーが黄色だということに非常に興味がわきました。
カーリーは非常に強力な女神様で、その色は暗黒を表す黒です。その色の意味するところは、よくわかります。
それに対して、黄色とは・・・、と思ってしまったわけです。
でも考えてみますと、自然界でも一番危険を表す色は黒と黄色の組み合わせなのだと、聞いたことがあります。蜂などがそうですよね。自分は危険な存在だとまわりに知らしめているわけです。
ですから、カーリーの黒に対して、危険色として正反対な黄色を使ったのだと思います。
そして、最近、さらに思うことがありました。
黄色は「本来は子供の色」だと聞いたからです。
つまり非常に無邪気な色なのだとも言えるわけです。
カーリー女神が闇の力を表す黒をそのカラーにして、バガラームキーは子供が虫などを捕まえて無邪気に遊んでいるうちに殺してしまうような無邪気さを根底にもつ狂気性を表しているのではないか、と最近思うようになりました。
だからこそ、カーリーの向こうを張る位、強力なご利益の神様たりえるのだと思います(バガラームキーは、敵や邪を祓う神様としてだけではなく、宝くじを当ててくださる神様としても信じられているようです)。
もちろん、一介の行者である私はインドに関する学者でもありませんし、色の専門家でもありません。ですから以上の話は、私の私見です。
しかし・・当たらねど遠からじ、かもしれないな、とひそかに思っております。
最後に・・インドの神様は、カーリーやバガラームキーのように、たとえ表面的には恐ろしい畏怖相を見せていても、内側にあるのは「大いなる愛」です。
表面的なものだけのみて敬遠せず、こころから祈れば必ず聖なる恩寵が降り注ぎます。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「ガネーシャ・ギリによる特別ゼミ インド占星術基礎と運命改善技法」
http://www.uranai-school.jp/h_kaikou/toku_vedic_girii.html
「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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