良い運命も悪い運命も、星がその様子を表すとしても
実際にそのエネルギーは潜在意識の深いところから上がってきて幸運や不幸などの現象を起こすとも考えられます。
そのため私たちが運命改善や霊的進化のためにマントラを唱える時、それは潜在意識の奥深くに浸み込むまで唱えてこそ
大きな効果がもたらされるのでしょう。
潜在意識に染み込ませるためにたくさんの数を唱えて、おおよそ夢の中でも正確に唱えられるようになれば
一定の効果をもたらすと言ってもいいかもしれません。
そのためには、12万5千回とか50万回とか、100万回とか唱える必要があると言われています。
しかし効率のよいやり方と言うのもあって、たとえば深い瞑想状態の中で唱えればより早く届きます。
遠くから弓を射るより、的のすぐ近くで射た方が当たりやすいのと同じ原理です。
ただ、そのためにはマントラを唱える以前に、かなりの瞑想能力が必要になりますし、その中での使い方というのも専門家やグルの指導を受ける必要があるかもしれません。
そう考えるとやはり地道に唱えていくのが一番でしょう。
もう一つ、良いやり方があります。
このマントラというのは不思議なもので、専門家に代わりに唱えてもらっても依頼者の潜在意識に届かせることができるのです。
人間は集合意識で繋がっているからなのでしょう。
プージャーを通じてマントラを代わりに唱えてもらうのは、時として信じられないような効果をもたらします。
非常に伝統的な方法ですし、状況によっては頼るのはいい方法だと思います。
かくいう私も、以前記事にさせていただいたマレーシア・シンガポールの旅は、個人的なプージャーの後に篤志家の方が招待を申し出てくださいました。
プージャーの効果で潜在意識にマントラのパワーが届き、素晴らしい奇特な方からの幸運をいただけたものと思っております。
皆様にもマントラを通じて神々の祝福がありますようお祈りしております。
（文章：ガネーシャ・ギリ）
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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』
ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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