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雑記帳

ダシャハラー(ヴィジャヤ・ダシャミー)2013

本日迎えているこのダシャハラー(ヴィジャヤ・ダシャミー、一部の地域では13日)は、ドゥルガー女神が悪神マヒシャースラを倒した日とも、また、ラーマが魔王ラーヴァナに打ち勝った日であるとも言われます。
悪に対する善の勝利、その何よりも喜びに満ちる神聖な時です。

悪については、インドに広まる古くからの教えの中でさまざまに伝えられながらも、例えば、魔王ラーヴァナの10の頭に象徴されるような10の悪質があると言われます。
色欲、怒り、執着、強欲、慢心、嫉妬、自己中心、偽り、酷薄、自尊心。
時に私たちの心を支配する感情や思考の数々です。

大宇宙であるこの世界は、小宇宙である私たち個々の現れそのものであると言われます。
それ故、そこに生じる悪というものもまた、私たち個々の内から生じるものに他ありません。
だからこそ、この世界を平安に満たすには、一人一人の心が清められなければならないと、古くから多くの聖者が自身の内を辿り、個々の在り方を世界に示してきました。

悪質に苛まれる時、人は死の時まで、無数の不安と焦燥に苦しまねばなりません。
それが、自身の内の無知から生じるものだからです。
これらの悪質を滅し、至福に至るための唯一の方法が、自分自身の内にある神性に究極的に気づくということであると古くから示されてきました。

この変化の時、ナヴァラートリに見られるように、日々の中でより強く崇高な存在と向き合う瞬間をもつことは、必然的に自身の内を神性で満たしていきます。
それはあらゆるものの本質に繋がる瞬間でもあり、その真実に定まる時、無知から生じる悪質が浄化されていくことを、ここで得る日々の平安さが物語っています。

自身の内の神性への気づきが個々の心を満たすことによって、私たちが住まうこの社会もまた喜びと平安に満ちたものとなることは、確かな事実です。
多くの人々の心にこの叡智が届きますよう、自分自身もまたこの勝利の日を祝福したいと感じています。
盛大な祝福と共に、皆様もこの勝利の日を迎えられることを心よりお祈りしております。

(文章:ひるま)

参照:http://en.wikipedia.org/wiki/Vijayadashami

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