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雑記帳

シャタルーパーの教え

学問の女神として崇められるサラスワティー女神は、私たちの内を知識の光で明るく照らし、日々を豊かに彩る慈悲深い存在です。
陽光が溢れる春は、そんなサラスワティー女神が降誕した時として崇められ、その時はヴァサンタ・パンチャミーとして祝福されます。

ヒンドゥー教の神々は、その豊かな恩寵を伝えるために、多くの異なる名前で讃えられます。
サラスワティー女神には、「百の形を持つ者」という意味がある、シャタルーパーという別名があります。
シャタルーパーはこの世界の創造と深く結びつき、万物の誕生を象徴的に説明しています。

言い伝えによると、創造主であるブラフマー神によって最初に創造された存在は、サラスワティー女神であったといわれます。
この創造において、ブラフマー神は最初の女性の姿に魅了され、欲情を抑えられなくなります。

ブラフマー神の心情を察したサラスワティー女神は、牝牛の姿でブラフマー神から遠ざかります。
そんなサラスワティー女神を追うために、ブラフマー神は牡牛の姿になりました。
その後、サラスワティー女神は牝馬になり、ブラフマー神は牡馬になります。
そして、サラスワティー女神が鳥、動物、木に変わるたびに、ブラフマー神はその男性の姿をとりました。

こうしてさまざまな姿をとったサラスワティー女神は、シャタルーパーと呼ばれるようになります。
シャタルーパーがさまざまな姿に変化する行為は、この世界の多様性を象徴するとともに、すべては至高の存在の現れであるという教えを示しています。

この神話が伝えるように、世界には万物を繋ぐひとつの源があります。
その源を理解し、あらゆるものに神を見出す時、私たちは他者や自然と調和しながら尊重に満ちた関係を築くことが可能になります。
そうして生まれる内面の平和は、私たちを真理へと導く多くの気づきを与えてくれるものです。

自分自身の内にも、他者や自然にも、同じ神聖な本質が宿っていると理解する力を、サラスワティー女神は与えてくれます。
シャタルーパーとして、私たちの歩みを照らし続けるサラスワティー女神への祈りは、この世界を明るい光で満たしてくれるはずです。

(文章:ひるま)

※シャタルーパーにはこの他にも異なる神話が伝わります。

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