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アーサナ

ハタ・ヨーガの神話

Yoga on the beach

世界中で実践されるようになったハタ・ヨーガ。創始者はシヴァ神と伝えられますが、それを最初に会得したのは聖者マッチェーンドラナータとして知られています。そして、マッチェーンドラナータの弟子ゴーラクシャナータがヨーガを大成し、今、私たちがこうしてその叡智に触れることが可能となりました。広く実践される「ねじりのポーズ」は、「(アルダ)マッチェーンドラアーサナ」と呼ばれるように、聖者マッチェーンドラナータの名が捧げられています。

マッチェーンドラナータとハタ・ヨーガの誕生には一つの神話があります。不吉な星の配置の下に生まれたマッチェーンドラナータは、両親に受け入れられず、海へと捨てられてしまいます。その時、大きな魚に飲み込まれ、マッチェーンドラナータはその魚のお腹の中で生きるようになりました。そして魚と共に、深く、暗い海の底で暮らすようになります。

一方、その海の孤島では、シヴァ神が妃であるパールヴァティー女神にヨーガの秘密を説いていました。マッチェーンドラナータは、魚のお腹の中でその全てを聞き取り、長い年月を経てヨーガを会得します。魚が海面に上がった時、マッチェーンドラナータの身体は半分が魚となりながらも、ヨーガを会得した聖者となって魚のお腹から再び姿を現しました。

「ねじりのポーズ」は「マッチェーンドラアーサナ」と名づけられていますが、座って身体をねじった姿が、半分が魚、半分が人間のマッチェーンドラナータの姿に似ているといわれます。そしてこのポーズは、マッチェーンドラナータが深く暗い海の底で悟りを得たという大切な事実を私たちに伝えています。

両親に望まれず、捨てられてしまったマッチェーンドラナータのように、私たちも日々の中で、時に、大きな苦難や試練を経験することが少なくありません。そういう時こそ、私たちは悟りにもっとも近いところにいるということを、マッチェーンドラナータの姿が物語っています。

ハタ・ヨーガの修練は、身体と心、その双方に強く働きかけ均衡を生み出し、その安定の中で深い気づきや大きな平安、そして至福を授けてくれるものです。暗闇の中で大きな光を見つけたマッチェーンドラナータのように、苦難や試練こそが、自分自身を大きく成長させてくれるものであることを理解しながら、どんな暗闇の中でも光を見出せるよう、聖者の伝える至福のヨーガを実践し続けたいと感じています。

(文章:ひるま)

参照:”Matsyendranath”, https://en.wikipedia.org/wiki/Matsyendranath

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