インド各地でさまざまな巡礼が続く中、現在はインド南部でパンダルプール・ヤートラー(パンダルプールの巡礼)が行われています。
パンダルプールは、インド南部マハーラーシュトラ州にあるヴィトーバー神(ヴィッタル神などとも)が祀られる聖地です。ヴィトーバー神はヴィシュヌ神の化身と伝えられ、インド南部で広く崇拝される存在です。妻であるルクミニー女神と共に描かれることが多くあります。
聖地パンダルプールではアーシャーダ月(6月から7月)に大きな祝祭が執り行われ、ヴィトーバー神を拝むために多くの帰依者が押し寄せます。
この祝祭は、古い時代に偉大な聖者がヴィトーバー神の寺院を訪れるために歩み始め、そしてヴィトーバー神のもとに辿りついた吉兆な時を祝福するものであり、この祝祭においては、聖地に向かう巡礼が重要視されています。
聖者がヴィトーバー神のもとに辿りついた吉兆な時は、アーシャーダ月の新月より11日目のエーカーダシーであったとされ、その吉兆な時に向け、人々が3週間(15日とする場合もあります)をかけて聖地に向け巡礼を行います。
そのエーカーダシーは2016年は7月15日(日本時間では16日)となります。
参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Shayani_Ekadashi
http://en.wikipedia.org/wiki/Vithoba
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