ダーキニーという存在をご存知でしょうか?
少し詳しい方であれば、日本の「お稲荷さん」の一部が「ダキニ天」と関連が深いことを思い浮かべる方かもしれませんし、密教では荼吉尼天尊として祀られているのもわりと良く知られていると思います。
またチベット仏教でも大変重要視されているとも聞いたことがあります。
もちろん、ダーキニーはインド出身の神様!?なのですが、インドでは(神格ではなく)鬼女(いわゆる魔的な存在)として捉えられている場合もあり、専門家であってもその評価は分かれるのでは、と思われます。
残念ながら専門的の研究者ではない私ガネーシャギリには掘り下げた話はできませんし、またこの「神」の評価に結論も出せないでしょうから、あくまで市井のインド系一行者としての立場から、ダーキニーに関する体験や雑感に関して何回かにわたり書かせていただきたいと思います。
もちろん、断定した説などではありませんので、様々な立場から気軽にお読みいただければ幸いです。
まず最初に、有名なラリター・サハスラナーマム(ラリター女神を讃える1000の聖名)の中に、ダーキニーに関する詩節が出てくるのですが、完璧なストートラムと言われるこのマントラに出てくることに興味をもったのがこの記事を書かせていただこうと思ったきっかけです。
次回以降どうぞお楽しみになさってください。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』
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