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ガネーシャ・ギリ

タージマハルの秘密の風水的仕掛け

1995年だったと記憶していますが、通っていたヨーガ教室のインドツアーで「デリー・アーグラー・ジャイプール」のゴールデントライアングルを訪れました。
ヴァーラーナスィーと並んで北インド旅行の王道の地域です。
アーグラーには、有名なタージマハルがあります。インドに全く興味のない方でも、映像等で白いエキゾチックな建物を見たことがあると思います。
タージマハルはイスラム風の建築ですが、この建物は17世紀に、有名なムガール帝国の王・シャージャハーンが亡き愛する王妃ムムターズマハルのために22年の歳月を費やして造った廟です。
そして本来はヤムナー川を挟んだ反対側に同じ形の黒い建物を建て、自らの廟とする計画だったのですが、息子に幽閉され計画はかなわず、失意のうちにこの世を去りました。
幽閉されていたアグーラー城の部屋のバルコニーから、今でもタージマハルの美しい姿が臨めます。
なお、タージマハルという名前はムムターズマハルの愛称から来ています。
タージマハルに到着する前に、ヨーガの師から、タージマハルに風水的仕掛けがあるという話をお聞きしていました。
当時の私は、ヴァーストゥ(インド風水)のことは知らなかったのですが、とても興味を持ちました。
到着して初めて見るタージマハルの美しさに私は圧倒されました。建物はシンメトリーで大変美しく輝いていました。
中を散策中にヨーガの師が、様々な風水的仕掛けの話をして下さいました。
その中で参道の中心とタージマハルの建物の中心が7cmずれていることを指摘されました。かつて自ら実際に計測したしたそうです。
これだけ美しく左右対称な建物なのに、参道と建物がわずかにずれているのはやはり不思議です。
おそらくこれは日本の日光の東照宮の陽明門の柱が1本だけ逆さになっているのと同じなのだと思います。
完全なものは、もうそれ以上の進歩はなく、あとは崩れるだけという考え方です。
タージマハルもそうした考えの元、あえてわざとずらして造られたのだと思います。
ムガールという名称はモンゴルに由来し、そして宗教はイスラム教ですが、ヒンドゥー教と融和政策をとっていた時代が長かったと聞きます。
またそのためか、インド占星術における宝石処方(腕輪)もこのころ王族はやっていたと聞いたことがあります。
このやり方がヴァーストゥに由来するものかどうか門外漢の私にはわかりませんが、人類に共通した知恵のようにも思えますので、ヴァーストゥの技術だったのかもしれません。
いずれにせよタージマハルの風水的仕掛けにロマンを感じます。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
デオ・プラヤーグ ガンジス川上流・聖地ツアー
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