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チャイルド・スポンサーシップ

シーズインディア支援事業の活動報告

シーズインディア支援事業にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。

インドでは、2020年の3月25日に、新型コロナウイルス感染拡大防止のための全土封鎖が始まり、2年が経ちました。
この2年間で3回の大きな感染の波を経験し、社会には大きな影響が残っていますが、現在は感染状況が改善し、社会経済活動の多くが再開しています。
シーズインディアのある南インドのケーララ州では、インドの中でも感染状況がなかなか改善せず、長く厳しい状況が続いていましたが、そのケーララ州でもようやく感染状況が落ち着きました。

3月に入って、およそ2年ぶりに、毎月の教育支援を行う子どもたちの家族や、2018年の豪雨災害の被害を受けた家族などを中心に、シーズインディアの施設に集まることができました。
まだ感染状況が完全に落ち着いたわけではなく、コロナ禍においてはそれぞれの家庭の状況に応じて個別に物資を支援しているため、集会への出席は強制ではありませんでしたが、たくさんの子どもたちが喜んで参加をしてくれました。
現在は教育機関も再開し、学校での学びに励んでいますが、直接会ったり学んだり遊んだりすることを望んでいる子どもたちが多いことを実感しています。
この2年間、子どもたちと触れ合うことは難しい状況でしたが、皆で楽しそうに過ごす子どもたちの姿を目にし、安堵しています。
しかし、さまざまな制約により子どもたちの生活にも大きな変化があったことから、精神的・身体的な健康に留意しながら、今後も支援を計画していく予定です。
社会経済活動の制限により、収入を十分に得られない家族が多いため、今後もしばらくは、子ども用の生活必需品が支援の中心となる見込みです。

病院での食事の配給も、毎日欠かすことなく続いています。
感染拡大時にはスタッフの中でも感染が相次ぎましたが、人々の温かい気持ちが繋がり、コロナ禍でも休むことなく継続することができています。
病院の状況は落ち着いてきていますが、まだ自由に出入りできる状況ではなく、配膳は病院スタッフが行なっています。
温かい食事だけでなく、いつでも食せるパンやビスケットを可能な範囲で加え、必要に応じて、不足している医療物資もお届けしています。

ようやく明るい兆しが見え始めた今、2018年の豪雨災害以降、支援を続ける水田の稲も収穫が近づいています。
昨秋、田植えをした直後に豪雨の被害を受け、苗の植え直しとなりましたが、その後は天気が回復し、稲はすくすくと育ちました。
現在は黄金色の美しい景色が広がり、4月頃の収穫を待ち望んでいます。
毎年のように自然災害を経験する現在、原点に立ち返り稲作に力を入れていますが、さまざまな不安が尽きない中、この偉大な自然の恵みに人々は深い感謝の気持ちを抱いています。

感染状況は改善していますが、まだ社会経済活動が完全に回復したわけではなく、また、昨今の社会情勢により生活必需品の価格が高騰している現在、経済的に困窮する人々の生活は困難が続いています。
皆様の温かいお気持ちを支えに、前を向いて進むことができるように、今後も支援を計画し活動していく予定です。

いつも温かいご支援をいただき、心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

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