新型コロナウイルス緊急アンナダーナにご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
今週の食事の奉仕は、8月2日に500皿(第185回目)を配ることができました。
メニューはダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
奉仕は引き続き、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。
本格的な雨季に入ったインドでは、一部の地域において頻繁に豪雨の警報が出されるなど、予断を許さない状況が続いている地域があります。
一方で、雨量が少ない地域もあり、農業用水のほとんどを雨水に頼るインドでは、今後の収穫量に影響が出るとみられ、さらなる物価の上昇が懸念されています。
奉仕を行う地域に暮らす人々は、大家族で暮らし、稼いだ日銭でその日をやっと過ごす経済的に困窮する人々がほとんどです。
これまでも物価の上昇に悩まされてきましたが、こうした人々にとって、1ルピーでも価格が上がると日々の生活に大きな影響が生じます。
例えば、奉仕を行う首都のデリーでは、2021年7月にはアタ(小麦粉)の価格が24ルピー(約40円)ほどでしたが、2022年7月には29ルピー(約50円)まで上昇しています。
その他、砂糖は38ルピー(約65円)から41ルピー(約70円)に、マスタード・オイルは172ルピー(約290円)から185ルピー(約310円)に値上がりしています。
野菜は値上がりしたものと値下がりしたものがありますが、社会経済活動が再開し仕事を得られるようになった現在は、こうした困難に直面しています。
現在、インドでは新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いているため、再び社会経済活動に制限が出されるのではないかという不安はあまり見られませんが、まだまだ続く困難に人々は多くのストレスを感じています。
生活の再建に励む時を迎えている今、より良い方向に進むことができるように、お互いを思い合う豊かな精神を育みながら、しっかりと前進していければと思います。
奉仕は今後も同様に、経済的に困窮する人々が暮らす地域で継続していく計画です。
いつも温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
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