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バガヴァッド・ギーター第6章

バガヴァッド・ギーター第6章第8節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

ज्ञानविज्ञानतृप्तात्मा
jñānavijñānatṛptātmā
ジュニャーナヴィジュニャーナトリプタートマー
知識と経験によって心が満たされ

jñāna【中性】知ること;知識;真の知識、優れた知識;知恵;企図;仮定;意識;感覚器官
vijñāna【中性】識別;熟練、上達、技術;教義;策略、詭計;神聖でない知識、世俗的な知識[jñānaの対義語];知力、判断力;意識の器官(=manas 意)
tṛpta√tṛpの過去受動分詞】〜をもって満足する、〜をもって充足する
ātmā【男性・単数・主格 ātman】[〜は、〜が]気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我
→jñānavijñānatṛptātmā【男性・単数・主格、所有複合語】[〜は、〜が]知識と経験に心が満足した、理論知と実践知によってアートマンが充足した

कूटस्थो विजितेन्द्रियः ।
kūṭastho vijitendriyaḥ |
クターストー ヴィジテーンドリヤハ
動じることなく、感官を制御した

kūṭasthas【男性・単数・主格 kūṭastha】[〜は、〜が]最高所を占めた、首位にある;〜の中心・群の中にある;不動の、不変の
vijitavi√jiの過去受動分詞】征服された、獲得された
indriyas【男性・単数・主格 indriya】[〜は、〜が]神の力;支配;偉大な行為;活力;体力;精力;感官;感覚
→vijitendriyas【男性・単数・主格、所有複合語 vijitendriya】[〜は、〜が]自己の感官(根)を制御した

युक्त इत्युच्यते योगी
yukta ityucyate yogī
ユクタ イティユッチャテー ヨーギー
彼は専心した修行者といわれる

yuktas【男性・単数・主格 yukta√yujの過去受動分詞)】[〜は、〜が]くびき(軛)につながれた、(処格)に従事した、〜に専心した;(具格)に忙殺された、〜に専念した;(処格)に熱中した;集中した
iti【副詞】〜と、〜ということ、以上(しばしば引用句の後に置かれる)
ucyate【三人称・単数・現在・受動活用 √vac】[彼は〜される、それは〜される]言う、話す
yogī【男性・単数・主格 yogin】[〜は、〜が]ヨーガ行者、修行者、実践者

समलोष्टाश्मकाञ्चनः ॥
samaloṣṭāśmakāñcanaḥ ||
サマローシュターシュマカーンチャナハ
土、石、金を平等にみる者は

sama【形容詞】平らな、滑らかな、水平の、並行した;類似の・似た・等しい・同等の・同じ・同一の;不変の;偶数の;正常な;普通の、中等の;無関心の、中立の;善良な、正しい、正直な;容易な
loṣṭa【男性】土塊、粘土
aśma【男性、aśman】岩、石、宝石;石製の道具;雷電;雲、蒼空
kāñcanas【中性・単数・主格 kāñcana】黄金;金銭
→samaloṣṭāśmakāñcanas【男性・単数・主格、所有複合語】[〜は、〜が]土塊、石、金を平等にみる

ज्ञानविज्ञानतृप्तात्मा कूटस्थो विजितेन्द्रियः ।
युक्त इत्युच्यते योगी समलोष्टाश्मकाञ्चनः ॥८॥

jñānavijñānatṛptātmā kūṭastho vijitendriyaḥ |
yukta ityucyate yogī samaloṣṭāśmakāñcanaḥ ||8||
知識と経験によって心が満たされ、感官を制御し、動じることなく、
土、石、金を平等にみる者は、専心した修行者といわれる。

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