アンナダーナ・プロジェクト（食事の奉仕）にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
今週の食事の奉仕は、８月８日に500皿（第36回目）を配ることができました。
メニューはダール・チャーワル（豆のカレーとご飯、１皿45ルピー）です。
奉仕は引き続き、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。
７月には世界の平均気温が観測史上最高になったと伝えられるなど、暑い日が続いています。
インドでは、記録的な豪雨に見舞われた地域がある一方で、降雨量が極端に少ない地域もあり、各地で天候不順に悩まされました。
先月、１kgあたり20ルピー（約35円）前後で購入できたトマトが150ルピー（約260円）まで高騰している地域があることをお伝えしましたが、今月には250ルピー（約430円）を超えた時があります。
記録的な豪雨によって農作物への被害が生じた上、輸送に混乱が生じたことにより出荷が滞ったことに原因があるとされています。
食料品は経済的に困窮する人々の消費の50％を占めているのに対し、富裕層ではわずか２％にすぎないという報告があり、食料品価格の上昇は裕福な人々にはほとんど影響を与えないも、経済的に困窮する人々にとりわけ大きな影響を与えていると伝えられています。
天候不順によって既に食料品価格の高騰が続いていますが、エルニーニョが発生している現在、今後の状況によってはさらに上昇する可能性があることが伝えられています。
アンナダーナを通じたこうした機会に学びながら、私たち自身も日々の生活の中でできることを見直し、健やかな社会を築くための努力を心がけていきたいと感じます。
そして、不安を拭えない日々を暮らす人々にとって、アンナダーナの１食が少しでも日々に安らぎを与えてくれるように願いながら活動を行なっていきたいと思います。
いつも温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
（スタッフ：ひるま）
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