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雑記帳

小さな幸せ

スピリチュアリティ溢れる世界で多くを学び、精神面とより深く向き合う日々を過ごすようになって以来、小さく、そしてささやかな物や出来事の一つ一つに、より大きな幸せや喜びを感じることがとても多くあります。それは、社会生活の中で精神性を育むための大切な術の一つであると、そう教えられたことも改めて思い出します。
私たちは常に、より多くを、そして大きなものを欲する欲望と共に日常を過ごしています。欲望の対象は多く大きなものだからこそ、自分自身の内は常に、大きく揺れ動いています。そして、その大きな物や出来事に喜びや幸せを見出していく中で、時に私たちは自分自身の存在を見失い、絶対で永遠といわれる唯一の至福から遠ざかっていきます。
しかし、そっと感じる幸せや喜びは、自分自身の内を大きく揺り動かすことがありません。それが小さく、ささやかなものであるからこそ、自分自身の存在が際立ち、その存在の幸せを何よりも大きく感じさせてくれます。そこで、自身の不変でいて永遠の存在を認識する時、揺るがない喜び、そのものであることを可能にしてくれるように思います。
一瞬一瞬の小さな物事を見つめて見ると、自分自身の内に大きな静寂が生まれていきます。その静寂は、日常の中で見過ごしてしまう小さな物事一つ一つを気づかせ、意識はより研ぎ澄まされていきます。意識そのものであることが至福であると古い叡智が伝えるように、気づきに満ちることは、意識という自分自身の存在そのものであることにも変わりありません。そこで、自分自身の存在の至福を覚えれば、それに勝る大きな幸せはないのだとも実感します。
幸せであるために必要なもの、それはとても小さく、そしてささやかなもので十分であるのかもしれません。精神性を育む多くの教えが、シンプルに、そして慎ましく生きることを伝えているように、それが自分自身の存在の幸せを見つけるための実践となることを実感しています。そしてそれは、何よりも大きな幸せを獲得する、大切な術の一つであることを、忘れずにいたいと感じています。
(文章:ひるま)

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