私(ガネーシャギリ)がハタヨーガの修行を始めて、早いものでもう四半世紀を超えました。
そして、2021年には瞑想の方もはじめて40年になる予定です。
この間、瞑想修行の中断をしたことはなかったのですが、ハタヨーガに関しては2度ほど、約1年間、主要なアーサナの実践ができない時期がありました。
肉体を操作するヨーガのため、病気やケガなどにより、実践に制約が生じることはどなたにでもあり得ます。
しかしながら、その気になりさえすれば、身体的にどんな状況であってもプラーナヤーマ(調気法)などの実践は続けられますし、厳密にはほんの少しでも身体を動かせれば、ハタヨーガのアーサナの要素を実践することが可能です。
私自身もそうやって身体を維持してきたのですが、注目すべきは、身体的な制約がとれていざ身体が動かせるようになったあとの回復の早さです。
1か月もあれば、以前と同じようなエネルギーの状態に戻すことができます。
これが、筋トレなどとは違う(筋トレも素晴らしいものですが)、ハタヨーガのエネルギー操作法としての側面なのだと感じます。
ハタヨーガの実践は、パンデット(僧侶)がホーマ(護摩)を実践するようなものだと感じます。
長年使い込まれた護摩壇は、たとえ放置されていても、最低限のメンテナンスさえ怠らなければ、すぐに強力な護摩の火を焚くことができるでしょう。同じようにハタヨーガを正しく長年実践されてきた身体は、すぐにクンダリニーの火を灯すことができるものなのです。
私たち現代人は、ハタヨーガという素晴らしい宝物を簡単に学べる環境にいるわけですから、もっともっと親しんでいきたいものですね。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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