前回に引き続きサディサティのお話です。
サディサティに代表される土星の試練は大変厳しいものですので、多くのインド人たちはそれをおそれています。
そのため古来よりそれを軽減する方法はたくさん発見・発明されてきたのは、前回書かせていただいた通りです。
それらの処方の中でもっともポピュラーなのは、やはり寺院に参拝して祈ることだろうと思います。
もしインドの人が、自分がサディサティの時期に入ったのを知ったら、大抵の場合、土星のお寺に参拝したいと思うでしょう。
日本人が厄年に入ったら、寺社で厄除祈願をするのと同じような感覚だと思います。
そのためインド各地にたくさんの土星の寺院があります。
惑星系の寺院ではやはり一番多いのではないでしょうか？
インド全土に数ある土星の寺院の中で、最高峰と言えばやはりマハーラーシュトラ州のシャニシングナプール寺院を挙げる人が多いのではないでしょうか？
ここの寺院は本当に強力で町全体がシャニ神の影響か平安に満ちています。
この街には泥棒がおらず、各家々のドアに鍵がない、というのはもはや伝説化した話です。
６年前にここを巡礼し、その時のことを書かせていただいた記憶がありますが、のどかな田園風景の田舎道を車で走っていると突然現れるシャニ寺院の威容は、本当に感動します。
ここの御守り（ヤントラやリング）はここシーターラーマで購入可能です。廉価ですし地元の巡礼者が手にするものと同じです。
多くの方々が土星の試練ではなく、土星の祝福の降り注ぐ人生を歩まれることをお祈りしております。
（文章：ガネーシャ・ギリ）
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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』
ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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